売れない体験談を読んで、買い手の気持ちになる練習をする

マンションの売却で広告を出したものの、何のリアクションもなく、最初はこういうことかなと、あまり焦っていませんでした。でも、1週間に1回の定期的な連絡はあるのに、興味をもった人がいるという話が来ないんですよね。

最初に広告を出してから、2~3週間は、ノンキでしたけどね。2月に入ってみると、大丈夫かと不安になってきました。

不動産会社の方にも相談してみると、こちらとしても反応が少ないかとは思いますが、3月までは辛抱強く待ったほうがいいでしょう。その間に出来る事がありますので、今から始めてみませんか?と前向きに説明してくれたので安心しました。

具体的に何をしているといいのかというと、これから希望者が出たときには、内覧というのがあるそうです。ウチを見学に来るのですが、いろいろなところを確認していくようなんですね。当然ですよね。

確かに、私も買おうと思ったら、住んだ時のイメージを考えるのに見ておきたいですから。私たちが中古マンションを買った時は、どなたも住んでいない状態だったので、モデルルームのようなものでした。

これから見学に来るということは、この住んでいる状態で見学になりますから、片付けはしましょうってことなんですよ。そう思って部屋の中を見回してみると、生活感が出まくっています。私も、パートを辞める時期に向かっていて父の介護も同時進行になっていますので、キレイにしておく時間があまりなかったんです。

夫婦2人だけなので、小さな子供がいるような乱雑ぶりではありません。

ご実家に転居されるとのことですので、季節家電や大型家具など移動できるものから移してみてはいかがでしょう?また、シーズン物の衣類や布団も同じようにしていると収納が見せられますので、そのほうがいと思います。

家具の後ろには汚れやカビの恐れもありますから時間があるときに掃除をして頂いて、窓も清掃していると部屋が明るく見えて印象がいいですよ。という説明を不動産会社から受けて、結構することがあるのね…と驚きました。

でも、印象がいいと思って貰えれば、売るのも楽になるんでしょうし、ちょっとでも高くなるといいなと思ったんですよ。どちらにしても、実家に荷物は移動させますし、荷物が少ないと引越し代も浮くので、夫とこまめに持って行こうと決めました。

実家の母にも了承を得たので、空いている時間に、ちょっとずつ持っていくようにしました。

売りたい気持ちを出すのではなく、買いたい気持ちを湧き上がらせる

あなたがマンションを売ろうと必死なように、買主もこれから何十年と住むかもしれないマイホームを購入するために真剣です。

立地、価格、間取り、日当たり…あなたが、今売ろうとしているマンションを購入する際に、いろいろ情報収集して、これならと決断したときと同じプロセスを売主さんも踏んでいるわけです。

男性の場合は、ローンの支払額や年数、通勤時間など数字の面が気になるものですが、女性の場合は、そこで暮らすイメージができるかどうかで、物件の評価が変わってくる傾向があります。この部屋にこんな家具を置いて、テラスに家庭菜園を作って…というように、購入後の理想の生活を夢見ながら、物件を見ているわけです。

最終的な購入決定権は奥様が握っているケースも多いので、この点は注意すべきでしょう。中古マンションの場合、住みながら売るケースが多いため、モデルルームのようにはいきませんが、生活感丸出しの状態で内覧を迎えるのは不利になると覚えておいて下さい。

テーブルの上が片付いていなかったり、玄関脇や床に荷物が積み上げてあるようでは、収納力がない家と思われても仕方ありません。また、ここは娘の部屋なので…というように見せない部屋をつくるのも、絶対に避けましょう。

ご自分に置き換えてみればわかると思いますが、きちんと中身を確認しないで、何千万円もの買い物をすることなどできないはずです。ご家族にも協力を願って、買主さんにすべてを開示できる体勢を作っておきましょう。

また、人間の心理として、初めてみるものに対するキズや汚れには敏感でも、毎日使っている物の経年劣化には鈍感になりがちです。そこでお勧めなのは、マンションを売りに出す前に、第三者の目でキズや汚れをチェックしてもらうことです。媒介契約を結んだ不動産屋の担当者でもよいですし、親や親しい友人など遠慮なく意見を言ってくれそうな人に頼むのもよいでしょう。

修繕やリフォームできる点は、内覧者を迎える前に綺麗に直す努力をすべきです。もちろん、大掛かりである必要はありません。中古マンションを売るときにリフォームは必要?でご紹介したような方法でのプチリフォームや専門業者にクリーニングを頼んでみるなどがお勧めです。

費用は10万~20万円程度かかりますが、手元に余裕があるなら、この程度の投資は惜しまないほうが、結果的に早く高くマンションを売却できる可能性が高くなります。

その他の注意点としては、内覧に来た方には気さくに話しかけることです。実際に住んでからの住み心地や暮らしぶりを振り返って、住んだ人でなければわからないメリットをさりげなく内覧者にアピールすると、参考になると喜ばれるでしょう。

ただし、売りたい気持ちを前面に出した営業トークは逆効果なのでご注意を。投げかけら得た質問に対して、丁寧にお答えするような姿勢が好ましいと言えます。間違っても、後ろにピタリとくっついて、あれこれ説明しまくるのは避けて下さい。リラックスして、見学し検討していただくという姿勢が大切です。

マンションの値下げは、金額ではなく見た目のインパクトを重視する

なかなか売れないので、値下げを考える。これは自然な流れです。確かに、不動産屋で売れない第一の理由は価格にありますが、戦略もなしに100万円下げましょうというやり方では、まったく効果がない場合もあります。

まずは、あなたのマンションが下記の売れない理由のいずれに相当するのかを見極め、不動産屋と相談のうえ、価格調整をしていくと良いでしょう。

  • ライバル物件と価格競争で負けているケース
  • 不動産屋が販売活動を怠っているケース
  • 本命物件の当て馬になっているケース
  • そもそも需要がない物件であるケース

『価格』と『スケジュール』はセットで考えるでも述べたように、値下げのタイミングは問い合わせや内覧のあるなしに加えて、あなたがいつまでにマンションを売りたいか、によっても変わってきます。

ざっくりとで良いので、売出価格を決める際に、値下げのタイミングもある程度決めておくのがお勧めです。というのも、人間どうしても、その場になるともう少し様子を見たいと迷いが生じてしまうからです。

では、気になる値下げ額の見極め方ですが、目安はあるのでしょうか。これには、いくら下げる何%下げるといった正解はありません。重要なのは、いかに安くなったように見せるかということ。これにはちょっとした数字のマジックを利用します。

たとえば、下記の2つのケースを比較してみて下さい。

  • 【ケース1】3800万円 ⇒ 3700万円に値下げ
  • 【ケース2】2580万円 ⇒ 2480万円に値下げ

どちらも100万円の値下げですが、印象としてケース2のほうが、安くなったなと感じないでしょうか。さらに、こちらはいかがでしょう?

  • 【ケース3】3030万円 ⇒ 2990万円

ぐっと値下げ感がありませんか?しかし、ケース2では100万円下げのに比べて、ケース3ではたった40万円の値下げにすぎません。不動産に限らず、一般的に、値段の設定として~80円、~90円という値付けが多いことにお気づきの方もいるでしょう。これは1~4までは高く感じ、6~9までは安く感じるという買い手の心理を利用したもの。

ちなみに5と0に関しては、安いとも高いとも感じないそうです。ですから、値下げ価格はもちろん、売り出し価格も~80万円、~90万円という数字を意識してつけると、インパクトが出ます。

値下げの場合はもう一つ、価格帯の変動も意識しましょう。これも買主の立場になればわかります。マンションを買おうとインターネットなどで検索する際に、あなたならどう検索するでしょうか。○千円台2500万円以内というように探すはずです。

たとえば、4000万円台で売りに出しているマンションは、3000万円台で探しているお客さんのアンテナには引っかかってきません。つまり、あなたのマンションの情報が入っていないのです。そこで、4280万円の売出価格を3980万円に値下げすれば、そうしたお客さんの目に留まり、売れる可能性もあるというわけです。

インターネットの価格帯は、だいたい500万円刻みになっていますから、2580万円なら2480万円というように、価格帯の変化を意識して値下げをしてみると効果が期待できます。

  • 値段の0の前につく数字
  • 価格帯の変化

この2点を意識して、マンションの値下げ額を検討してみて下さい。

マンションの購入申込書を受け取ってからが、売却のスタート

内覧をして、あなたのマンションを気に入ったという場合は、不動産屋を通じて購入申書(買付申込書)が手渡されます。これは、あくまで買いたいという意思を伝える書面に過ぎません。まだ、契約成立まで至っておらず、ここに記入された内容を叩き台として具体的な売買交渉が行われるものと理解して下さい。

では、購入申込書には具体的に何が書いてあるのでしょうか。購入したい物件の概要(マンション名、所在、面積など)や購入希望者の氏名・住所といった基本情報のほか、以下のような買主の希望が記されています。

  • 購入希望価格(売値より安い場合があります)
  • 住宅ローンの利用の有無と金額
  • 契約時の手付金の額
  • 契約締結の希望時期
  • 引渡しの希望時期

冒頭でも述べたとおり、購入申込書をもらった段階では、まだ売れたと安心することはできません。ここに書かれた買主の希望は、価格や引渡しの時期があなたの希望と異なることも考えられます。値下げに応じるのか、時期を考慮できるのかなど、媒介契約を結んでいる不動産屋と相談し、プロの目から適切なアドバイスをもらうようにしましょう。

ただ、これだけは注意して欲しいのは、返事は待たせすぎないということです。考える時間が欲しいという気持ちもわかりますが、買主の立場になってみて下さい。購入申込書を提出してきた時点では、買いたい熱が相当上がっていると考えるべきです。

何千万円もの買い物をする時には、勢いも必要。売主がグズグズして、買主の気持ちのタイミングを逃すと、別の物件に乗り換えられてしまう可能性が高まってしまいます。みすみす売るチャンスを逃さないよう、迅速な決断を心がけましょう。

その他、必ず確認しておきたいのは、住宅ローン利用の場合、ローン審査が通る見込みはあるかという点です。もちろん、ローンの審査を通すのは銀行ですので、確実なところはわかりません。しかし、相手の年収や負債額などがわかれば、ある程度のところは判断できます。

買主のローン審査がすんなり通らなければ、契約締結までに時間を取られますし、最悪、契約の白紙撤回という可能性もあります。そうならないように、売主であるあなたも、しっかり買主を選ぶべきなのです。

もう一つ、住みながら売却をする場合、気になるのは引渡しの時期でしょう。買い替えに際しては、新しい住まいを探す時間の余裕をある程度見込んでおくべきです。最初に決めた引渡し時期を超えると、買主に対する損害賠償が発生しますので、気をつけたい点です。

契約締結は今週末、引渡しは3ヵ月後という設定は可能ですので、気が変わらないうちに契約にまで漕ぎ着け、迅速に買い替え物件を探すという段取りに入るようにしましょう。

購入申込書に対する回答を口頭で買主に伝え、その内容についてお互いに合意すれば、いよいよ売買契約の締結となります。

内覧の予約が入っているなら、何が原因で買い手が購入を止めたのかを考える

マンション売却には踏むべき手順がたくさんあります。 そのため、不動産屋さんと売却価格を相談したり、最終的に決まった価格で売りに出て内覧会なども行っているのなら、一安心してしまいますよね。 ですが数ヶ月経っても買い手が現れないと焦ってきます。

内覧会に来てくれる人はいても、冷やかしだったり、値段交渉がうまくいかずに帰ってしまったり・・。 このままだとマンションの査定価値も下がってしまうのでは、売れない物件、というレッテルが貼られたらどうしよう、と考えるのも無理はありません。

そんな時にはどうすればよいのでしょうか? まず、あなたのマンションの売れない原因を探り出しましょう。 そこには必ず、売り手には見えていないポイントがあるはずなのです。

原因がわかれば、あとはその対処策を不動産会社と相談のうえ解決へと踏み出せます。 ではここに、マンションが売れない場合に考えられる主な理由を列挙してみましたので、ご自分の物件に当てはまるものがあるかどうか考えてみてください。

内覧会の予約で問題や改善点を探る

まず、売り出しが始まり、内覧会も随時行っているのに一向に内覧会の予約がない場合、この場合はどんな問題点が考えられるでしょうか? 担当の不動産会社に、レインズに登録しているかを一度確認してみましょう。

レインズとは不動産会社であれば全ての会社が利用できるシステムで、インターネット上で物件の情報交換ができるものなので、その地域での物件取引をしている不動産会社すべてに物件情報を知らせることができるのです。

たまにレインズの登録をしていなかったり、登録を遅らせる業者もありますので、確認するに越した事はありません。 登録しているのであれば、各不動産会社はあなたの物件に目を通しているはずであり、その地域の物件を探す人にもその物件を紹介しているはずです。

レインズに登録していることが確認できたのであれば、次に他の不動産会社からあなたの物件への問い合わせがあったかどうかを確認しましょう。 問い合わせがあったのならば、あなたのマンションに興味のある方がいるということです。

ではそれなのに、内覧会の予約がない場合の理由はなぜなのでしょうか? 問い合わせがあったうえで内覧会に来ていない、ということは、ひとつにはあなたの物件の価格が高すぎる、ということが予想されます。

もちろん価格だけでなく、間取りなどの様々な理由が想像されますが、間取り的な問題であれば内覧会に行ってみよう、と思うはずだからです。 内覧会にも来ていないのは、価格的な問題がある場合が多いように感じます。一度不動産屋さんと相談して価格設定を見直してみましょう。

内覧会の予約はあるのに売れない場合

内覧会に来た、ということは、買い手側にもそれなりの意欲があったものと思われます。それでも契約まで至らなかった理由は何だったのでしょうか? できれば不動産屋さんに詳しく理由を聞いてもらい、今後の参考にしましょう。

内覧後に断られる理由によく挙げられる点として、リビングが狭かった。という意見があります。 そのコメントの裏にはこの価格なのに、とか図面で見たよりも狭い、といった様々な考えが隠れています。 もし価格の見直しが必要なら、少し価格を下げたほうがいいかもしれません。

またリビングにはあまり物を置かないようにして、照明も全て電球を明るくし、印象が良く見えるように工夫しましょう。 壁紙の色を白に変えたりして、空間を広く見せる工夫も必要かもしれません。 また思ったより傷んでいるといった理由もよく聞きます。

このコメントの裏には、痛み具合が進んでいる、この状態で買うのはちょっと・・という気持ちや、もっと綺麗だったら購入したのに、という気持ちが隠れています。 床や壁などのはがれ、傷などであればご自分で治すことができますし、そのように少し手を加えるだけで家は見違えるように綺麗になります。

また内覧会の前にはホームクリーニングを頼んでおくのもおすすめです。 家の手入れ、掃除が行き届いている家こそ、大切に住んでいるという雰囲気が溢れて、この家を使いたい。という気持ちにさせてくれる、最大の飾りなのです。

そのためには手の届きにくいところ、特に水まわりが綺麗かどうかは大事なポイントです。 そこが汚れていると、他の手入れもずさんなのではないだろうか、と思われてしまうからです。 また家の顔である玄関の掃除も念入りに行いましょう。

靴などを綺麗に整頓し履き掃除をしておくだけでなく、玄関の匂いも大事なポイントです。 タバコなどの匂いがするのは絶対に避けて、清潔感溢れる空間にするように心がけましょう。

あなたのマンションが売れない場合に、考えられる理由の2つをご説明しましたが、いずれにしても不動産会社と真剣に理由に取り組んでいく必要がありますので、一度不動産会社と相談してみることをおすすめします。

マンションが売れない原因が不動産会社にあると確信したなら、契約を変更する

信頼できると思って売却を依頼した不動産屋。ですが、思うように話が進まない、契約前と後で態度が違う…という不満が途中で出てくるかもしれません。

実際に売却活動に入っていく中で、冒頭のような不満・不安が出てくることも、もちろん考えられます。これは専任媒介契約を結ぶ際に背負うリスクとも言えます。

ただし、このリスクには、きちんと対応策があります。そのために、売主のあなたに是非知っておいてもらいたいのが、媒介契約の契約期間と契約の更新についてです。

媒介契約の期間

3ヵ月を超えない範囲で任意に設定できる。

媒介契約の更新

3ヵ月経過後、再び同じ不動産会社に媒介契約を依頼する際には、依頼者が書面にて申し出ることで契約を更新できる。つまり、契約期間は最大3ヵ月ですから、その間に次の契約を更新するかどうか、判断すればいいわけです。もちろん、3ヵ月後に契約を更新せず、別の不動産屋に変える選択をするのもあなたの自由です。

契約期間は3ヵ月を超えない範囲ですから、1ヵ月でも2ヵ月でも構いません。ですが、成果を出すにはある程度の期間も必要。そのため、一般的には3ヵ月契約を結ぶケースが多いと言えます。現在、依頼している不動産屋との契約を更新するかどうかは、2ヵ月を過ぎたタイミングで考えると良いでしょう。この時、依頼中の不動産屋に、こんな一言を伝えて下さい。

もし、あと一ヵ月で動きがない場合、不動産屋さんを変えることも検討する必要が出てきますので、よろしくお願いします。

この場合のポイントは、ダメだったら不動産屋さんを変えますと突き放すのではなく、私としては是非、あなたに頑張ってもらいたいというニュアンスを伝えることです。自分にも都合があって、早く売らなくてはならないのでという姿勢を見せ、良い意味で期待しているというプレッシャーをかけるのです。

こうした段取りを踏んでおくと、三ヵ月の期限が来た時に、前にも言いましたが、残念ながら結果が出ませんでしたので、不動産屋さんを変えますとスムーズに断ることができます。もちろん、最後の1ヵ月にとても頑張ってくれ、もう少し任せてみようと思えたなら、引き続き契約を更新すれば良いのです。

契約を更新しなくても違反ではありませんが、何にせよ断るのは気持ちが重いもの。そんな心理的負担を少しでも軽くし、不動産屋にも納得してもらいやすい状況をつくるコツとして覚えておいて下さい。

さて、あなたが不動産屋を変えるという選択をした場合、遅くとも媒介契約更新の3週間前には、次に頼む不動産屋の候補を考えておく必要があります。

以前、査定に来てもらったけれど断った不動産屋にお願いしたいと思うかもしれませんし、新たにネットやチラシで情報収集する必要もあるかもしれません。その中から、目星をつけた数社に連絡を取ってみて下さい。

その際は、今売りに出しているマンションが売れなくて、不動産屋を変えたいと思っている旨を正直に伝えましょう。そして、実際にマンションを見てもらい、売れない理由は何か?を聞いてみることです。

そこで納得のいく答えをくれた不動産屋があれば、今の媒介契約の期間が切れたら、すぐに契約の切り替えをお願いしますと段取りをつけておけば、時間のロスがありません。新たなパートナーと一緒に販売戦略を練り直して、マンション売却を成功に導いていきましょう。

マンションを売るなら、買主の気持ちを徹底的に考えて、ライフプランを提案する

家を売るには売り方(販売戦略)が重要です。北川景子さん主演のテレビドラマ家売るオンナを見て、そのことを感じた方も多いでしょう。

私に売れない家はありません!と言い放つ、北川景子さん扮する天才的不動産営業ウーマン・三軒家万智(さんげんやまち)。自信たっぷりなところはドクターXの大門未知子ばり。鉄仮面のような硬い表情で人を動かすところは家政婦のミタを思い出します。

まあ、そういうところは置いといて、ここでは、三軒家万智が、どうやって家を売るのか注目しましょう。

3LDK戸建住宅希望の家族に1LDKマンションを売る

家売るオンナ第1話で登場したのは、家探しをしている多忙な女性勤務医。夫も同じ病院に勤める医師です。ふだん、小さな男の子が一人でお留守番。ご飯は、母親が作り置きしているのを電子レンジで温め、たった一人で食べることが多く、寂しい思いをしているという設定です。

リビングイン階段

女性医師の希望は、病院から近くにある戸建の3LDK。子どもと顔を合わせやすいようにリビングイン階段も絶対条件。予算は1億円。当初、不動産会社の担当者が勧めていたのは、病院から車で15分のところにある、1億円の戸建住宅。

広さや設備、価格は希望にかなう物件なのですが、勤務している病院から遠いこと、リビングイン階段がないことから、女性医師は購入に後ろ向き。このとき内見に同行していた三軒家万智は、この女性医師が新しい家に本当に求めているものは何かを見抜きます。

ちょうどそのとき、夫から電話があり、夫婦ともに病院で宿直しなければならないことになってしまいます。子どもが夜一人になってしまうことを心配していた女性医師に対し、三軒家万智が、今夜は私たちが責任を持って子どもを見る、明日の朝、別の物件を紹介するので、夫婦そろって見に来てほしい、と持ち掛けます。

その夜、女性医師の家に子どもをみるために泊まった三軒家万智は、各部屋を見て回ります。

案内した物件は…翌朝、子どもを連れて病院へ行き、夫婦と合流。そして案内したのが、病院から歩いて3分のところにある1LDKのマンションです。

マンション

物件価格5,000万円。1LDKといっても、LDKはかなり広め。実は不動産会社にとっては、なかなか買い手の見つからなかった物件です。マンションに案内された女性医師は、希望していた戸建住宅とは違うので、苦言を呈します。

しかし、中に入ると、女性医師好みの家具が置いてあります。LDKには、食卓や夫婦それぞれ専用のデスクなどが置かれています。寝室には広めのベッドが置いてあります。

女性医師が現在住んでいる家の家具をチェックして、ライフスタイルをイメージしやすいように運び込んでいたのです。子どもの描いた思い出の絵も飾られていました。家に飾っていた絵を持ってきたものです。

ライフスタイルを具体的に提案

食事のときにはコの字に、子どもが真ん中に座るように提案します。子どもが、お父さん・お母さんの顔がよく見えるようにです。子ども部屋は取れませんから、3人が川の字になって寝るように提案します。こうしたことに、日ごろ寂しい思いをしていた子どもは喜びます。

極めつけは、ベランダに出ると夫婦の働く病院がすぐ目の前に見えることです。少し大きな声を出せば話すこともできます。

そして、ビワの木の鉢植え。子どもが大好きだった、おばあさんの思い出の木です。三軒家万智が女性医師の家の庭に生えているビワの木に登り、1本折って持ってきたものです。これで、おばあさんの思い出もずっと一緒です。

夫婦二人とも、いまはこれでいい、子ども部屋が必要になれば引越しすればいいと喜んで、その1LDKの部屋を購入することを決意します。

大切なのは買い手の気持ちに寄り添うこと

テレビドラマの話ですから、家具はどうやって用意したんだと突っ込みたくなるところもあるでしょうが、そんなことは、どうでもいいことです。

家を探している人に寄り添い、その人が本当に求めているものが何なのかをつかむこと、買い手がライフスタイルをイメージしやすいように提案すること、これが不動産会社の営業マンに必要な資質です。そういう営業マンを探すことが、売主にとって決定的に重要なことなのです。

あなたのマンションがライバル物件に価格競争で負けている

マンションを売りに出したのに、なかなか売れる気配がない。残念ながら、こうなった場合、状況から売れない理由を分析して、早急に何らかの対策を取る必要があります。

特に、2~3週間経っても内覧(物件の見学)がない場合は、売出価格の見直しも含めて、検討し直す必要があるでしょう。その理由は、こうです。

あなたが不動産屋と媒介契約を結べば、その不動産屋はすぐさまレインズにマンションの物件情報を登録します。専任媒介契約であれば契約締結日から7営業日以内、専属専任媒介契約であれば契約締結日から5営業日以内にレインズへ登録しなければなりません。

すると、翌日もしくは翌々日には、あなたのマンションが新着物件情報としてレインズに登録している多数の全国の不動産屋へと配信されるのです。

不動産屋はみな、このレインズの新着物件情報に目を光らせ、毎日必ずチェックしています。なぜなら、マンションをを購入したいという見込み客がいても、紹介する物件がなければ売ることができないからです。

もし、お客様の希望に合う新築物件が出れば、紹介可能かどうかをその物件を取り扱う不動産屋へ問い合わせます。その上で、詳しい資料などを取り寄せ、お客様に紹介することになるのです。

なかなか内覧の案内がない場合、レインズ登録後、物件情報への問い合わせがあったか、なかったかという点を不動産屋に必ず確認して下さい。というのも、不動産屋は、買主さんの提示した希望価格と合わなくても、地域や間取りが条件に合えば、とりあえず紹介するのが一般的なやり方だからです。

つまり、物件情報を見た不動産屋から問い合わせがあったということは、あなたのマンションに需要があると判断できます。しかし、資料を見た結果、買主さんが内覧を希望しなかったということは、総合的に見て価格が高いと判断された可能性が高いと見るべきです。

もちろん、間取りが希望どおりでない駅までの距離が遠いバルコニーが狭いなど、価格以外のさまざまな買わない理由があったかもしれません。しかし、買主さんだって、そんなに完璧な物件に最初から出会えるとは思っていません。ある程度、妥協できる範囲なら、一度見に行ってみようとなるはずです。

しかし、資料を見た段階で、内覧しないと判断したのですから、総合的に見てこの物件は割高買う候補にならないと感じさせてしまったと判断すべきです。

新築マンションを購入する場合を考えればわかるでしょう。チラシを見て、この値段は手が出ないと思えば、わざわざ時間を割いて、モデルルームに見学へ行くでしょうか?それと同じこと。

がっかりする必要はありません。内覧がなくても、問い合わせがあるのでしたら、あなたのマンションが有する条件への需要はあるということ。価格調整をすることで、内覧や成約に結びつけることができるはずです。

買主が見つからない原因を探るため、内覧の問い合わせが合ったか尋ねる

マンションを売りに出したのに、なかなか売れる気配がない。残念ながら、こうなった場合、状況から売れない理由を分析して、早急に何らかの対策を取る必要があります。

特に、2~3週間経っても内覧(物件の見学)がない場合は、売出価格の見直しも含めて、検討し直す必要があるでしょう。

その理由は、こうです。

あなたが不動産屋と媒介契約を結べば、その不動産屋はすぐさまレインズにマンションの物件情報を登録します。専任媒介契約であれば契約締結日から7営業日以内、専属専任媒介契約であれば契約締結日から5営業日以内にレインズへ登録しなければなりません。

すると、翌日もしくは翌々日には、あなたのマンションが新着物件情報としてレインズに登録している多数の全国の不動産屋へと配信されるのです。

不動産屋はみな、このレインズの新着物件情報に目を光らせ、毎日必ずチェックしています。なぜなら、マンションをを購入したいという見込み客がいても、紹介する物件がなければ売ることができないからです。

もし、お客様の希望に合う新築物件が出れば、紹介可能かどうかをその物件を取り扱う不動産屋へ問い合わせます。その上で、詳しい資料などを取り寄せ、お客様に紹介することになるのです。

なかなか内覧の案内がない場合、レインズ登録後、物件情報への問い合わせがあったか、なかったかという点を不動産屋に必ず確認して下さい。というのも、不動産屋は、買主さんの提示した希望価格と合わなくても、地域や間取りが条件に合えば、とりあえず紹介するのが一般的なやり方だからです。

つまり、物件情報を見た不動産屋から問い合わせがあったということは、あなたのマンションに需要があると判断できます。しかし、資料を見た結果、買主さんが内覧を希望しなかったということは、総合的に見て価格が高いと判断された可能性が高いと見るべきです。

もちろん、間取りが希望どおりでない駅までの距離が遠いバルコニーが狭いなど、価格以外のさまざまな買わない理由があったかもしれません。しかし、買主さんだって、そんなに完璧な物件に最初から出会えるとは思っていません。ある程度、妥協できる範囲なら、一度見に行ってみようとなるはずです。

しかし、資料を見た段階で、内覧しないと判断したのですから、総合的に見てこの物件は割高買う候補にならないと感じさせてしまったと判断すべきです。

新築マンションを購入する場合を考えればわかるでしょう。チラシを見て、この値段は手が出ないと思えば、わざわざ時間を割いて、モデルルームに見学へ行くでしょうか?それと同じこと。

しかし、がっかりする必要はありません。内覧がなくても、問い合わせがあるのでしたら、あなたのマンションが有する条件への需要はあるということ。価格調整をすることで、内覧や成約に結びつけることができるはずです。